GS マーク
GSマークを取得して製品に対するユーザーの信頼を高めましょう
GSマークは世界で認知されているマークで、製品がドイツ製品安全法(ProdSG)が定める品質・安全基準を満たすことを証明します。GSマークは、製品に対する信頼を高め、品質と安全性の証としてユーザーが製品を選ぶときの判断材料になります。
ドイツおよび欧州各国にはGSマークの試験を行う企業が60社以上あり、テュフ ラインランドもGSマーク認証機関として認定されています。ドイツ、欧州および世界各国におけるグローバルなパートナーとして、専門性を生かしてGSマークの取得をサポートします。製品のGSマークの取得方法には複数のオプションがあります。詳しくは、テュフ ラインランドまでお問い合わせください。
いますぐGSマークを取得しましょう。
製品の認知度を高め損害賠償リスクを軽減するGSマーク
GSマーク認証試験は、製品に関するドイツ国内および欧州指令および規則に対する適合性試験、取扱説明書の内容確認、GSマーク認証のための要求事項への適合などを判定します。GSマーク認証は試験時間が短く、製品をすばやく市場に投入することが可能です。
GSマーク認証は、ドイツだけでなくグローバルな市場において認証マークとして広く認知されています。ユーザーが製品を購入する際の意思決定に大いに役立ちます。またGSマーク認証の取得は損害賠償リスクの軽減や競争力の向上にもつながります。
GSマーク取得後は、テュフ ラインランドのオンライン認証データベース「 Certipedia 」に登録されます。認証済み製品の広告に、テュフ ラインランドのロゴを使用することも可能です。
GSマークの取得方法
最初に試験対象となる製品の検査と書類の審査を行います。 APPLICATION申請書 をダウンロードいただき、必要事項を記入の上、提出してください。
認証試験では、製品が人間の健康および安全に与える影響をチェックします。製品に関するドイツ国内および欧州内の指令および規格に対する適合性を試験し、取扱説明書が正確で不備がないか、GSマーク認証の要求事項がすべて満たされているかを判定します。
テュフ ラインランドの専門家が、製品種別に適用されるGSマーク認証要求事項を満たしているかを判定します。低電圧指令、機械指令、 EMC指令 などの欧州指令の適用製品の場合には、要求事項を満たすかどうか各指令に準拠して試験を行います。
テュフ ラインランドの専門家が、製品特性(電気安全、エルゴノミクス、ポリマー材料の化学分析、電磁両立性、ノイズ放射など)に関して試験を行います。試験後に試験結果報告書を作成し、GSマーク認証を発行します。製品を改良して安全性を高めなければマークを発行できない場合もあります。
GSマーク表示企業は、製造工場の定期的な監査を受けることが法律で義務付けられています。製品の製造状況が継続的に把握できるようにするためであり、製品に何らかの変更を加える際には、テュフ ラインランドに事前通知を行う必要があります。これを怠ると認証は無効になります。GSマークの要求事項は、 CEマーク (メーカーが自ら行う適合性宣言)の基礎的な要求事項よりも厳しい内容になっています。
GS認証試験には欧州指令に対する適合性試験も含まれます
GSマーク認証機関は60社以上あり、テュフ ラインランドもその1つとしてさまざまなサービスを提供しています。専門家が、ドイツ国内法、欧州指令および規則に基づき、電気安全、エルゴノミクス、プラスチック材料の化学分析、電磁両立性、ノイズ放射など、製品特性を試験します。
GS認証の見積書を発行いたします。見積書にはGS監査および認証にかかる料金も含まれます。ぜひお問い合わせください。
GSマークに関してさらに詳しく知りたい方のために、よくある質問を下記にまとめました。下記の回答に含まれない疑問点については、テュフ ラインランドまでぜひお問い合わせください。
ドイツ製品安全法(ProdSG)
ドイツ製品安全法(ProdSG)は、ドイツ機器・製品安全法(GPSG)に替わって2011年に施行されました。同法は、ドイツまたは欧州市場で初めて市販、展示、使用される製品に対して安全上の要求事項を規定しています。透明性、情報公開、市場の監督など消費者保護に関する重要な規定がまとめられています。消費者に包括的な情報を提供することや、製造者または輸入者を明示することなどが規定されています。
製品安全法にはGSマークの認証に関する規定もあります。GSマークは、製品が既製品の安全性に関する技術的要求事項を満たしていること、第三者試験機関による定期監査を受けていることを証明するものでなければならない、と同法§ 20以下に規定されています。
GSマークの始まり
GSマークは1977年に、ドイツの労働組織、保険会社、消費者保護団体の要望に応えて作成されました。GSマーク認証の監査は、一般消費者向け製品(工具類を含む)がドイツ製品安全法(ProdSG)が規定する安全衛生上の要求事項を満たしているかを検証するために行われます。GSマークはドイツで誕生しましたが、現在では西ヨーロッパの多くの国々で使用されています。この10年間は、欧州のみならず世界各国で販売される多くの電子製品や機械類がGSマークを取得するようになっています。
動画:玩具の試験
2013年より新しいデザインに変更していますのでご注意ください。ご不明な点がございましたらお問い合わせください。
旧デザイン
テュフ ラインランド テストマーク認証の流れ(GSマークなど)
画像をクリックしてご覧ください。
一般的な新規申請に必要な提出物:電気製品の場合
- 申請書(製品安全) ダウンロード
- 試験サンプル
- 製品外観図
- 回路図
- ブロック図
- 重要部品リスト
- 重要部品の認証書(該当の場合)
- 定格ラベル図面
- 取り扱い説明書(ドイツ語)
- Coライセンス宣言書(TÜV Rheinland LGA Productsの名前で、またはTÜV Rheinland LGA )ダウンロード
- ライセンス発行のためのEU指令への適合宣言書ダウンロード
- 騒音についての情報
- 欧州代表者の情報
- 製品別独自要求に関する資料(PAH、エルゴノミクス等)
注:製品の種類や評価の過程で追加資料のご提出が必要となる場合があります。
低電圧指令、機械指令、EMC指令などの欧州指令への適合も求められます。また、 PAH (多環芳香族炭化水素)等、GS独自の要求もあります。
GSマークの対象となる主な製品として、次のものがあります。
- 家庭用電気/機械製品
- 事務機器(コピー機、FAX、シュレッダー、コンピューター、プリンター、モニターディスプレイなど)
- 研究・測定用機器
- 産業用機器・機械
- 玩具
- その他(自転車、ヘルメット、はしご、家具等)
GSマーク PAH関連
GSマーク認証に必要なPAH物質に関する要求事項の改正 - ドイツ製品安全法ProdSG(2019年5月)
新基準「AfPS GS 2019:01 PAK」
GSマーク認証に必要となる、多環芳香族炭化水素(PAH)に関する要求事項の改定が行われました。今回の改定は、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)のイニシアチブのもとで行われ、
製品安全局(ZLS)の経験交換グループEK2「スポーツ、遊具、レジャー用品、ボート」タスクフォースAK 2.6「化学」も参加しています。
2019年5月15日、ドイツ製品安全委員会(AfPS)は、PAHに関するGSマーク認証の新基準を発行しました。
8月28日付でドイツ労働安全衛生研究所(BAuA)のウェブサイトで公開
されています。
2020年7月1日付で発効
GSマーク認証の基準「AfPS GS 2014:01 PAK」は置き換えられ、2020年7月1日から上記基準がGSマーク認証の取得に必須となります(2020年7月1日以降に取得手続きが完了するものも含まれます)。すでに取得済みのGSマーク認証が失効することはありません。
これまでのGSマーク PAH関連改正履歴
ProdSG法に関するFAQ
ドイツの新しい製品安全法(ProdSG法)に準じた宣言書
docx | ProdSG法に準じた宣言書 | 32 KB | ダウンロード |
国際規制情報
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